ダイムラー―電気大型トラックを21年から量産へ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は21日、電気大型トラックを2021年から量産する計画を発表した。まずは試作車を協力企業に提供して実用テストを実施。そこで得られた情報を開発にフィードバックし、製品化を目指す。商用車部門のシュテファン・ブーブナー取締役は生産台数を当初、年1,000台とする考えを示唆した。

大型トラック「アクトロス」の電動モデル「eアクトロス」の試作車を数週間以内に協力企業に提供し、計2年間のテストを行う。テストに協力するのは物流大手ダクサー、小売大手エデカ、ミグロなどドイツとスイスの計10社。

eアクトロスは総重量18トン、25トンの2モデルを用意する。リチウムイオン電池パックを計11個、搭載しており、航続距離は最大200キロに上る。

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