コンチネンタル―増収増益に―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が8日発表した2017年12月期決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前期比10.1%増の47億4,690億ユーロと2ケタ台の伸びを記録した。タイヤ部門が好調で全体をけん引。売上高(調整済み)は7.0%増の434億130万ユーロで、売上高営業利益率は前期の10.6%から10.9%へと上昇した。純利益は6.5%増えて29億8,460万ユーロとなった。

研究開発費は10.4%増の31億370万ユーロで、対売上比率は前期の6.9%から7.1%へと上昇した。電動車や自動運転車分野での投資強化が反映された格好。

欧州市場でディーゼル車の需要が急速に低下していることについては、大きな影響を受けないとの見通しを示した。同社売上に占めるディーゼルエンジン向け部品の割合が2%と低いためで、必要があれば同部品の経営資源を他の分野に振り向けられるとしている。

18年12月期は売上成長率で7%弱、売上高営業利益率で約10.5%を見込む。

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