オーストリア系の建材大手クロノスパンがベラルーシのモギリョフ工場の拡張を進めている。金属加工能力の強化が目的で、すでに昨年12月から構造材の第1生産ラインが稼働。年内に第2ラインが完成する。また、輸送用コンテナの製造設備も今年中に稼働する。投資総額は1,000万ユーロ強に上る。
クロノスパンは木質ボードの世界的大手メーカーで、金属加工は比較的新しい事業部門だ。今回の投資で2019年までに約100人の採用が見込まれている。
クロノスパンはこれまで、モギリョフ工場で主にパーティクルボードや中密度繊維板(MDFボード)、ラミネート床材、尿素樹脂、フェノール樹脂を生産してきた。