メルセデスベンツ・バンク、契約残高12%増加

独自動車大手ダイムラーの金融子会社メルセデスベンツ・バンクは、設立から30年目となる昨年大きな成長を見せた。新規契約で前年比3%増の38万件、金額ベースで9%増の129億ユーロに拡大した。自動車、トラック、バスのリース保険契約数は全体で97万件となり、前年から7%増えた。今年も事業は好調で、2月までの新規契約は前年同期比で14%増えている。

メルセデスベンツ・バンクの事業は従来の自動車金融からモビリティサービス全体に広がっている。顧客のトレンドは、テレマティック技術を使って利用料金や保険料金を細かく課金・清算できるオンディマンド型の自動車利用に向かっている。このため将来はカーシェアリングサービス向けの事業も視野に入れている。同社は新たなレンタルサービスとして、1年契約、月固定料金で12種類のメルセデス車を乗りまわせる「MEフレクスペリエンス(Flexperience)」の試験運用をドイツで近く開始する予定。

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