クラウド型投資管理システムを手掛けるブルガリアのダイナモ・ソフトウエア(Dynamo Software)は15日、提携先の米ソフト開発会社Qビズ(Q-Biz)を買収したと発表した。財務や会計分野の能力を強化し、ベンチャーキャピタルと不動産投資ファンド向けサービスの拡充を図る。
ダイナモは資産運用会社向けに、クラウド対応の顧客・投資管理システム、レポート作成ソリューションなどを提供している。顧客は運用資産額が2億ドル以上のベンチャーキャピタルやプライベートエクイティ(PE)ファンドで、現在400社以上が同社のソフトを利用し総額30億ドル超の運用資産を管理している。
ダイナモは昨年10月、テクノロジー企業への投資に特化する米PEファンドのフランシスコ・パートナーズが最大出資者となり、事業成長加速を支援している。