音響機器の独ゼンハイザー、ルーマニアに新工場

音響機器大手の独ゼンハイザーは16日、ルーマニア中部のブラショフに、同社として4つめの生産拠点を設けると発表した。欧州市場における地位強化が狙い。投資額は明らかにしていない。年内に完工し、一般向け製品の生産に入る。

ブラショフを選んだ理由についてゼンハイザーは、「インフラが整っており、欧州各地への交通の便が良い」ことを挙げた。

ゼンハイザーはこれまで、ドイツのほかアイルランドと米国で工場を操業してきた。ブラショフ拠点の稼働で、より柔軟に需要の動きに対応できる態勢を整える。

ゼンハイザーは1945年創業の同族会社で、主にヘッドホン、イヤホン、マイクロホン、ヘッドセットなどを手がける。一般ユーザー用のほか、音楽・映画産業などプロ用機材も生産する。

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