月探査で中国と提携強化~ロシア

ロシア国営の宇宙開発企業ロスコスモスが今月、中国国家航天局(CNSA)と、月探査での提携強化で協定に調印した。米国や欧州と並び、中国とも協力を深めることで、宇宙探査費用を削減する狙いだ。

ロシアは2030年頃までに有人月面着陸を実現させる目標で、これに先立って複数の月探査機の打ち上げを予定している。

一方、中国は年内に無人探査機を人類史上初めて、月の裏側に送る計画だ。また、来年には無人探査機が月土壌の標本を採集して地球に帰還するプロジェクトを予定している。

ロスコスモスは米航空宇宙局(NASA)の主導で月軌道上に宇宙基地を建設する「ディープスペース・ゲートウェイ計画」に参加するほか、欧州宇宙機関(ESA)とは火星探査計画「エクソマーズ」を共同で進めている。

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