独自動車大手ダイムラーのモビリティサービス子会社ムーベル・グループは(moovel Group)は、ドイツのカールスルーエで開催された公共旅客交通のインテリジェントソリューションをテーマにした国際会議・業界見本市「IT-TRANS」(2018年3月6~8日)で、カールスルーエ交通事業者連盟(KVV)と協力し、オンデマンド方式の移動サービスであるライドシェアリングサービスのパイロットプロジェクトを実施した。
今回のプロジェクトでは、KVVのモビリティアプリ「KVV.mobil」を通して、メルセデスベンツのミニバン型乗用車「Vクラス」を使用したシャトルバスを無料で予約・利用できる相乗りサービスを提供した。需要に応じて随時運行するオンデマンド方式で、同じ方向に向かう人が相乗りするシステム。今回の見本市には約6,000人が来場。このうち、見本市が開催された3日間で約1,000人が同サービスを利用した。
KVVとムーベル・グループは2017年から協力している。「KVV.mobil」を使用して、KVVが運行するバスなどの交通機関のチケットを購入したり、自転車のレンタルサービスを利用することができる。