米国の半導体開発大手アナログ・デバイセズ(ADI)は、ドイツのレーダー開発企業Symeo GmbHを買収した。Symeoの信号処理アルゴリズムを取り入れ、角度精度や解像度を向上させたレーダープラットフォームを提供するのがねらい。自動車・産業用レーダー技術を専門とするSymeoの買収により、ADIはポートフォリオに高性能レーダー技術を加える。。Symeoの高性能レーダー技術はシーメンスが開発していたもので、2005年にSiemens Technology Accelerator GmbHに移管され、その後スピンアウトしたSymeoが引き継いだ。
Symeoは買収された後もミュンヘンに事業所を置き、ADIの自動運転・安全技術開発事業などに参加することになる。