化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)は22日、米国のポリカーボネート(PCS)シート事業を米同業プラスコライトに売却すると発表した。コベストロはPSCシート事業から撤退する方針で、欧州とアジア・太平洋の当該事業も放出する予定だ。
米シェフィールドにある事業拠点をプラスコライトに譲渡する。取引価格は千万ドルのケタ台の後半。第3四半期(7~9月)の売却手続き完了を見込む。同拠点の昨年の売上高は1億7,000万ドルだった。
コベストロは事業の見直しを進めている。PCSシート事業は長期的にみてPSC事業に適合しないと判断し、撤退を決めた。PCSシートは耐衝撃性、透明性、加工性が高く、ルーフシステムやネオンサインに投入される。