2月のユーロ圏失業率は8.5%、約9年ぶりの低水準に

EU統計局ユーロスタットが4日発表した2月のユーロ圏の失業率は前月を0.1ポイント下回る8.5%となり、2008年12月以来、約9年ぶりの低水準まで改善した。(表参照)

EU28カ国ベースの失業率は7.1%。前月から0.1ポイント低下し、08年9月以来の低水準となった。

主要国はドイツが3.5%、フランスが8.9%、イタリアが10.9%、スペインが16.1%。イタリアは0.2ポイント、フランスとスペインは0.1ポイントの幅で改善した。ドイツは横ばいだった。

域内最悪のギリシャは12月時点で20.8%となっているが、前月から0.2ポイント縮小した。

2月の失業者数は、ユーロ圏が前月を14万1,000人下回る1,391万6,000人、EUが同20万1,000人減の1,763万2,000人と推定されている。

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