エボテック―買収など奏功、売上高57%増に―

医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)が3月28日発表した2017年12月期決算の売上高は前期比57%増の2億5,763万ユーロと大きく拡大した。独バイエル、仏サノフィなど協業先の製薬会社から得るマイルストーン収入のほか、同業キプロテックス(Cyprotex)、アプツイート(Aptuit)の買収が奏功。営業利益(EBITDA、調整済み)も60%増の5,799万ユーロと好調だった。純利益は買収コストが響いて11%減の2,400万ユーロへと追い込んだ。

18年12月期も増収増益を見込む。特に感染症分野でのサノフィとの協業に大きな期待をかけている。同協業で前払金6,000万ユーロを受け取る。

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