独ZF、セルビアでEV部品を生産

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンが、セルビアに電気自動車(EV)用部品の工場を設置する。建設地となるベオグラード近郊のパンチェボ市当局がこのほど明らかにしたもので、ZFは第1段階として2019年から3年間で8,500万ユーロを投資する計画だ。

パンチェボ工場は完成後の総敷地面積が10万8,000平方メートル、生産施設面積は2万5,000平方メートルとなる。従業員数540人の体制で、BMW、アウディなど高級自動車ブランド向けに電動アクスル、電気モーター、電子制御式ギアボックス、マイクロスイッチ、プリント基板を製造する。

投資計画によると、2022年には第2生産棟の建設に着手する。建物面積は2万5,000平方メートルで、従業員数は第1生産棟と合わせて800~1,000人に増員する予定。

ZFのEモビリティ部門の昨年の売上高は9億2,400万ユーロ。欧州の生産拠点はドイツとチェコにある。

上部へスクロール