アウディ、実走行可能な「Eトロン・ビジョン・グラン・ツーリスモ」を開発

プレイステーション用ゲーム「グラン・ツーリスモ」向けに、各自動車メーカーはこれまでにバーチャル・レーシングカーを開発してきた。また、実寸大の模型を製作し、見本市などで展示された。独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級自動車メーカー、アウディはその中から、史上初となる実際に走行できるレーシングカーとして「アウディ・Eトロン・ビジョン・グラン・ツーリスモ」をわずか11カ月で開発した。アウディの顧客は4月14日にローマで開催されるフォーミュラEレースのイベントで、助手席に乗りレース体験できる。

「アウディ・Eトロンビジョン・グラン・ツーリスモ」は電力のみで走行する全輪駆動車。出力200kWの電気モーターを前輪軸に1基、後輪軸に2基搭載する。車体重量は1,450kg。システム最高出力は600kW/815PSとなり、時速0~100kmの加速(2.5秒以下)を体験できる。

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