トルンプ、Eモビリティ向け事業で急成長見込む

独工作機械大手のトルンプは、電気自動車(Eモビリティ)と「インダストリー4.0」向け事業で大幅な売上増を見込んでいる。同社のレーザー工作機械部門の責任者であるシュミッツ氏が、10日から開催されている社内展示会で語った。

バッテリー・ハウジング製造では高精度の溶接技術とセンサー工程管理技術が求められるため、同社のレーザー工作機械設備の需要が伸びている。同社はバッテリー生産向けにこれまでに500基のレーザー工作機械を出荷。昨年はこの分野で2.5億ユーロの売上を計上した。Eモビリティ市場の拡大で今後も当該機械設備の需要はさらに伸びるとしている。

トルンプはレーザー工作機械の世界最大手。グループ全体で約1万2,000人の従業員を抱えており、うち約半数がドイツ拠点に勤務する。昨年の売上高は31億ユーロだった。

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