ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した2月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で4.1%増加し、2カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の6.9%から2.8ポイント縮小した。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が3.8%の増加にとどまった(前月は8.4%増)。鉱山・採石業は72%と大きく伸びたほか、エネルギーは2.7%拡大した。
製造業では同業生産高の3割を占める「輸送機器(自動車含む)」が2.1%増加した。「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」と「ベースメタル・金属加工品」はそれぞれ18.8%、15.3%と大幅に拡大。「食品・飲料・たばこ」(7.6%増)、「コンピューター・電子・光学製品」(4%増)も堅調だった。一方、「機械・設備」は11.5%と大きく後退した。