独ボッシュ、メキシコに新工場

独自動車部品大手のボッシュは17日、メキシコ中部のグアナフアト州セラヤに新工場を建設する計画を発表した。車両のネットワーク化の主要部品である電子制御装置(ECU)をメキシコおよびアメリカ市場向けに生産する。投資規模は1億ユーロ超(1億2,000万米ドル)で、従業員は1,200人を予定している。新工場は、2020年までに完成する予定。製造管理システム(MES)や、生産データを自動収集するシステムなどを装備したスマートファクトリーとなる。

ボッシュは、新工場の建設により、アメリカ市場における電子部品の需要拡大に対応する。新工場の敷地面積は17万平方メートル、床面積は約2万1,000平方メートルであるため、今後さらに拡張できる余地がある。また、ボッシュは、新工場に隣接する土地にメキシコの物流センターを建設する予定。同センターは新工場の倉庫としても活用する。

ボッシュはグループ全体でメキシコに約1万6,000人の従業員を抱えている。2016年はメキシコ市場における売上高が11億ユーロ(12億米ドル)だった。セラヤ工場は、オートモーティブエレクトロニクス事業部では、ファレスに次いで2番目の工場となる。

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