独化学大手のBASFは、中国の上海で2018年4月24~27日に開催されるプラスチック・ゴム見本市「チャイナプラス 2018」で2つの新しいデジタルツールを発表する。デジタルフットウエアアプリと人工皮革のツールキットの2ツールを通して、中国およびアジア・太平洋地域のファッションデザイナーにBASFの製品情報などを提供し、衣服やシューズ、家具や自動車などへの採用可能性を広げていく。
デジタルフットウエアのアプリでは、BASFのフットウエア業界向け素材の情報を提供するほか、BASFの素材専門家と交流を深めることができる。BASFが「チャイナプラス 2018」に出展するポリウレタン素材「ElastopanR (エラストパン)Sports Light」は米ランニングシューズ専門ブランド「ブルックス」の最新シューズ「レビテイト」に採用されている。
合成皮革のマテリアルツールキットでは、合成皮革生産用ポリウレタン(PU)システム「HaptexR(ハプテックス)」を紹介する。同製品は、有機溶剤を使用しておらず、揮発性有機化合物(VOC)の厳しい基準をクリアしている。