ボッシュ、メキシコに電子部品工場建設

自動車部品大手の独ボッシュは17日、メキシコに電子部品工場を建設すると発表した。コネクテッドカー向け部品の需要がアメリカ大陸市場で拡大していることに対応する。

シュテファン・ハルトゥング取締役は、北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉が行われており、米国向け輸出拠点としてのメキシコの将来に黄信号が灯る中で同国に新工場を設置することについて、「この国はわが社のグローバル生産・開発体制の中核拠点の1つであり、またそうであり続ける」と明言し、同国を今後も重視していく考えを強調した。

メキシコ中部のセラヤに新工場を設置する。投資額は1億ユーロ強。2019年までに完成させる。操業開始から数年で1,200人以上を雇用する計画だ。隣接地には物流センターも開設する。

メキシコは自動車産業が盛んで、昨年の生産台数は約380万台に上った。ボッシュは同国に計12の工場を持っており、2016年には現地市場で11億ユーロを売り上げた。

上部へスクロール