独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは北京モーターショー(一般公開:4月29日~5月4日)の開幕を控えた24日、中国事業を強化する計画を発表した。2022年までに電気駆動車(エレクトロモビリティ)、自動運転、デジタル技術、新しいモビリティサービスの分野に、VWグループと中国の合弁会社の合計で約150億ユーロを投資する。2022年までに中国の6工場で純粋な電気自動車の生産を開始する計画も発表した。
さらに、中国の自動車メーカー、安徽江淮汽車(JAC)との合弁会社を通して、新ブランドSOLを立ち上げた。SOLブランドの最初の製品は「E20X」となる。E20Xは、VWのA0セグメントのコンパクトSUVで、 1回のフル充電の航続距離(新欧州ドライビングサイクル:NEDC)は300キロメートルを超える。同モデルは、北京モーターショーで初公開し、年内にも市場投入する計画。
VWはこのほか、今後7~8年以内に電気自動車など新エネルギー車(NEV:ニューエナジービークル)40モデルを中国市場に投入する計画も明らかにした。