英政府統計局が27日発表した2018年1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.1%増となり、プラス成長を維持した。ただ、伸び率は前期の0.4%から0.3ポイント縮小し、12年10~12月期以来の低水準にとどまった。
同期の成長失速は、建設業が悪天候の影響で3.3%のマイナスに落ち込んだのが主因。英経済の柱であるサービス業は0.3%増、製造業は0.2%増だった。前年同期比の伸び率は前期の1.4%を0.2ポイント下回る1.2%で、12年4~6月期以来の低水準となった。
一方、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が同日発表した同国の1~3月期のGDPは前期比0.3%増で、伸び率は前期の0.7%から0.4ポイント縮小。16年7~9月期以来の低水準だった。設備投資の伸びが1.1%から0.6%に急減したことや、輸出が0.1%減となり、前期の2.5%増からマイナスに転じたことが響いた。