トルコ政府は8日、同国の鉄道整備事業に今後5年間で390億ユーロを投じる方針を打ち出した。すべての路線を電化するとともに、建国100周年を迎える2023年までに国内41都市を結ぶ総延長1万1,700キロメートルの高速鉄道網を整備する。
現在の高速鉄道の運行距離は1,213キロメートルで、総人口の33%が集まる7つの都市で運用されている。同国のアルスラン運輸海事通信相によると、現在建設中の区間は3,798キロメートル、計画中の区間は入札実施中のものを含めると1万1,582キロメートルに上る。
トルコは高速鉄道を含む鉄道整備事業に過去15年間で185億ユーロを投資してきた。