クロアチア・中国合弁がEV工場建設、投資額1億クーナ

クロアチアで同国と中国の実業家による電気自動車(EV)製造プロジェクトが進んでいる。現地合弁企業のグリーンテック・グループが1億クーナ(1,350万ユーロ)を投じて国内南部に工場を建設し、南東欧市場向けにEVと電動2輪車を生産する計画だ。建設事業は10年間をかけて3段階で実施する。現地オンライン情報サイト『Poslovni.hr』が16日報じた。

グリーンテック・グループはクロアチア人実業家のニンチェヴィッチ氏と中国人実業家のカール・ソン氏により昨年5月に設立された。同社はすでに、建設用地となる35万平方メートルの土地の取得契約を地元自治体のクラ・ノリンスカ市と交わした。取引額は1,600万クーナ(約220万ユーロ)。 

ソン氏は中国の家電・電子機器メーカー、ポリー・インターナショナルの創業者社長。2005年にグリーンテック・エレクトリックを立ち上げ、EV製造に乗り出した。14年には欧州戦略拠点としてスイスに子会社を設立している。(1HRK=17.67JPY)

上部へスクロール