自動車大手の独ダイムラーは5日、ハンガリー中部のケチケメートで乗用車新工場の定礎式を行った。ケチケメートにはすでに完成車工場があり、同地の生産規模を拡大することになる。
10億ユーロを投じて工場を新設する。プレス、ホワイトボディ、表面加工、組立ラインで構成される新工場は同社初の混流生産方式を採用。前輪駆動車、後輪駆動車、内燃エンジン車、電動車など様々なタイプの車を1つの生産ラインで製造できる。2021年の操業開始を予定する。
ケチケメートの既存工場は12年の開設で、前輪駆動のコンパクトカーを製造している。昨年の生産台数は19万台強。新工場が開設されると、同地の雇用規模は4,000人から6,500人へと拡大する。