独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは、「A6」セダンの8代目となる新モデル「50 TDI」を6月に市場投入する。BMWの「5シリーズ」やメルセデスベンツ「Eクラス」の競合車種となり、販売価格は5万8,050ユーロからに設定する。
車体の大きさは前モデルとほとんど変わらないが、ホイールベースを伸ばし車内空間を広くした。特に足元にゆとりができ、後部座席の快適さは競合車に優っているという。パワートレインには最高出力210kW/286PS の3リットルV6・TDIエンジンを搭載する。走行100km当たりの燃費性能は5.5リットル(CO2排出量142g/km)。また、特別仕様の「55 TFSI」は3リットルV6ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は250kW/340PSで、価格は5万9,850ユーロからとなる。さらに、最高出力204PSの2リットルTDIエンジン、最高出力231PSのV6ディーゼルエンジンを搭載する車種も今後投入する予定。全車種とも8速オートマチックの全輪駆動となる。「A7」、「A8」シリーズと同様、スイッチを使わないで操作できるデジタルコックピットやセンターコンソールのタッチスクリーンとした。