銀行大手の豪マッコーリーは25日、独検針サービス子会社テッヒェム(エッシュボーン)をスイスの投資会社パートナーズ・グループを中心とするコンソーシアムに完全売却すると発表した。テッヒェムはイスタと並ぶ独検針サービスの2大大手。イスタも昨年、香港の不動産開発大手・長江実業地産が67億2,400万ユーロで買収しており、独検針業界では2大大手のオーナーが相次いで変わることになる。
マッコーリーはテッヒェムを債務も含めて46億ユーロで売却する。同行は2007年、テッヒェムを債務を含めて19億ユーロで買収。その後同子会社に計10億ユーロ強を投資してきた。
独検針サービス市場ではテッヒェムとイスタが計50~60%のシェアを握る。