機械受注2カ月ぶりに拡大、4月は12%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同期比で実質12%増加し、2カ月ぶりに拡大へと転じた。国内外とも増加しており、VDMAの主任エコノミストは「景気の空には暗い雲が多いものの、独機械メーカーは世界の顧客が取り組むプロジェクトの恩恵をこれまでに引き続き受けているようだ」との見方を示した。

新規受注は国内が20%増と特に大きく伸びた。国外はユーロ圏が2%減少したものの、ユーロ圏外が12%増えたことから、全体では8%増加した。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、2〜4月は前年同期を実質6%上回った。国内が11%、国外が4%の幅で増加。ユーロ圏は2%増、ユーロ圏外は5%増だった。

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