ドナウ・オーデル・エルベ運河、250億ユーロの見積もり

チェコ政府が計画するドナウ・オーデル・エルベ運河の建設費は6,100億コルナ(約235億ユーロ)に上ることが、交通省が実施した実現可能性調査(FS)で分かった。費用は基本プランだけを対象に試算したもので、3本の支流と隣国スロバキアおよびポーランドの区間も含んでいる。

交通省は2年をかけて3,500ページに及ぶ調査報告書を取りまとめた。それによると工事期間は約15年におよぶほか、着工は「すべてがスムーズにいったとしても」(交通省幹部)2028年以降になるとみられている。

現在は同報告書に対する所見が作成されている段階で、今後2~3ヵ月後に正式に発表される運びとなる。これを受けて同国政府が年末まで検討を重ねていく予定。環境保護団体からは批判の声が上がっているが、ミロシュ・ゼマン大統領はプロジェクトを強力に推進している。(1CZK=4.94JPY)

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