仏開発・コンサルティング会社のアッカ・テクノロジーズは5日、米国のエンジニアリング会社PDS Techの買収について合意したと発表した。PDS Techは航空宇宙産業向けのエンジニアリング・研究開発(R&D)サービスを中核事業とする。
アッカ・テクノロジーズは2月に発表した戦略「CLEAR 2022」の中で、フランス、ドイツに加え、米国を事業の3本目の柱とし、国際的な事業展開を強化する方針を発表した。PDS Techの買収により、米国で一定の事業規模を確保できるほか、米国の航空宇宙分野の大手顧客や産業分野の顧客へのアクセスが可能になり、人材確保も容易になる。
PDS Techは1977年の設立で、テキサス州ダラスに本社を置く。航空宇宙産業のほか、電気通信、エネルギーなどの分野に顧客を持つ。2017年の売上高は2億6,000万ユーロ、従業員数は2,600人。買収手続きは2018年第3四半期に完了する見通し。