独産業設備大手のデュルは13日、中国の電気自動車(EV)の新興企業フューチャー・モビリティー・コーポレーション(FMC)からEV用の塗装ラインを受注したと発表した。FMCのブランド「バイトン(Byton)」向けの塗装ラインで、年15万台の生産規模の塗装ラインとなる。デュルにとっては電気駆動車(エレクトロモビリティ)関連で過去最高の受注規模となる。
同塗装ラインは、2018年第1四半期に受注した。FMCの南京工場に搬入する。デュルは、2007年にエレクトロモビリティ関連の売上高で約2億5,000万ユーロを計上した。エレクトロモビリティ関連の受注は今後さらに大幅に増えると見込んでいる。
バイトンは米テスラの競合となるような高価格帯のEVの開発を進めている。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、バイトンは、2019年にSUV「Mバイト」を発売する計画。2020年には「Kバイト」のプロトタイプを生産し、2021年に大規模な市場投入を計画している。