独車部品大手ZF、セルビア工場が着工

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは21日、セルビア北部のパンチェボで電動車用部品の工場の建設を開始した。投資額は1億6,000万ユーロ。完工後は1,000人を雇用し、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)向けの部品を製造する。

第1期では2021年までに施設面積2万5,000平方メートルの生産棟を建設する。従業員540人の体制で、高級自動車ブランド向けに電動アクスル、電気モーター、電子制御式ギアボックス、マイクロスイッチ、プリント基板を製造する予定。第2期工事では22年中に第1生産棟と同規模の施設を完成させる。

竣工式に出席したセルビアのブチッチ大統領は、同事業は同国の設備投資案件では最大規模になると述べた。

ZFは中東欧ではポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ロシア、ウクライナ、トルコに拠点を持つ。

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