米アマゾンは19日、ポーランド北部グダニスクにある技術開発センターのエンジニアを年内に200人増やし、開発戦力を650人に増強すると発表した。物流センターなどを合わせた国内拠点全体では、年内にフルタイム従業員数を1万4,000人超に増やす計画だ。
グダニスクの技術開発センターはアマゾンの商品・サービス向上のためのソリューションの開発拠点で、人工知能(AI)を使ったクラウドベースの音声サービス「アレクサ」などに取り組んでいる。今回の増員計画では自然言語処理エンジニアやソフト開発エンジニアを中心に増強する。
アマゾンは2014年、ポーランドに物流センターと開発センターを開所し、人件費が高く労働規定が厳しいドイツから部分的に業務移転した。物流センターはポズナン、ソスノヴィエツ、コウバスコヴォに各1カ所、ヴロツワフに2カ所、ワルシャワにはウェブサービス拠点がある。同国への投資額は40億ズロチ(9億2,070万ユーロ)を超える。(1PLN=29.57JPY)