チェコ車両大手シュコダ、ドイツから大型受注獲得

チェコの車両製造大手シュコダ・トランスポーテーションは20日、ドイツ南西部で公共交通を運営するライン・ネッカー・フェアケアの実施した入札を通じ、路面電車80編成を受注したと発表した。契約金額は約2億5,000万ユーロで、国外からの受注として過去最大の規模。2021年から納入を開始する。

受注したのはフィンランド子会社トランステックが開発した「フォーシティー・スマートトラム」。同国の首都ヘルシンキで48編成の導入実績があり、先ごろ、10編成の追加注文を受けたばかりだ。今回のライン・ネッカーとの契約にも、34編成の追加受注オプションが盛り込まれている。

シュコダ・トランスポーテーションは今年4月にチェコ投資会社PPFに買収された。低床式トラム、電気機関車、地下鉄車両、電気バスなどのほか、運行管理システムや動力伝達技術(パワートレイン)を手掛ける。従業員数は5,300人で、昨年は7億1,200万コルナの純利益を計上した。(1CZK=4.94JPY)

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