シュターダ―薬用シャンプーの権利取得―

独後発医薬品大手シュターダ(バート・フィルベル)は6月28日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のベルギー子会社ヤンセン・ファーマシューティカから薬用シャンプー「ニゾラール(Nizoral)」の欧州・中東・アフリカ(EMEA)における権利を取得すると発表した。一般医薬品(OTC)事業を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。

ニゾラールは外用抗真菌剤。ふけ防止用シャンプーとして定評があり、EMEA市場ではダントツ1位のシェアを持つという。同市場での売上高は昨年、約3,300万ユーロに上った。ロシア、イタリア、英国、ポーランド、中東が同地売上の50%以上を占める。

シュターダはヤンセンから包括ブランド「ニゾラール」のほか、「ニゾリル」「テルゾリン」などの地域ブランドも譲り受ける。また、皮膚感染症治療用クリーム「ニゾラール・クリーム」についてもイタリアとデンマークでの権利を取得する。

上部へスクロール