畜産業向け分析機器大手フォス、ハンガリーR&Dセンター着工

農畜産業向けの分析機器を手掛けるデンマークのフォス(Foss)は6月26日、ハンガリー南部のペーチで研究開発(R&D)センターを着工した。投資額20億フォリント(約600万ユーロ)のうち7億7,300万フォリントを政府の助成で賄う。2019年末の完工を見込む。

R&Dセンターはフォスが2年前にペーチで買収した同業のソフトフローが設置する。フォスは当初、88人を雇用し、2020年末までに120人に増員する予定。ペーチ大学との協力を通して専門技能の高い人材を確保する方針だ。

1956年創業のフォスはデンマークとハンガリーのほか中国にも研究および生産拠点を置く。

竣工式に出席したハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、同国とデンマークの2017年の貿易高は前年比15%増の15億ユーロに拡大した。現在180社のデンマーク企業が同国に進出し、合計で1万2,000人超を雇用している。(1HUF=0.39JPY)

上部へスクロール