ベラルーシ中央銀行は6月20日、主要政策金利であるリファイナンス金利を10.5%から10%に引き下げることを決めた。利下げは今年1月以来5か月ぶり。インフレ率の低下が理由で、6月27日から新金利を適用している。翌日物貸出金利(上限金利)も11.75%から11.5%に引き下げた。
5月のインフレ率は前月から0.6ポイント低い4.4%となり、1992年以来で最も低い水準となった。価格変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアインフレ率も前月の3.1%から2.9%に減速した。インフレ率は昨年6月の6.5%をピークに今年1月は4.5%まで下がったものの、3月は5.4%まで上昇していた。中銀は、インフレ率は今年下半期には上昇に転じ、年末までに5.5%に達すると予測している。
中銀の金融政策の次回会合は9月19日の予定。