ドイツ乗用車新車登録、6月は4.2%増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2018年6月の国内乗用車新車登録は34万1,308台となり、前年同月に比べ4.2%増加した。1~6月の累計は、前年同期比2.9%増の183万9,031台だった。6月の登録台数のうち、個人顧客の割合は全体の37.9%(前年同月比9.8%増)を占めた。

上半期(1~6月)の燃料別の登録台数は、ガソリン車が前年同期に比べ16.3%増え、市場シェアは63.1%と、全体の約3分の2に拡大した。これに対し、ディーゼル車は、前年同期に比べ20.0%減少し、市場シェアは32.1%に大きく後退した。天然ガス車は7,194台(市場シェア:0.4%)、液化石油ガス車は2,517台(同0.1%)だった。電気自動車は前年同期比69.1%増の1万7,234台(0.9%)に拡大した。ハイブリッド車は62.3%増の6万904台(3.3%)で、うち、プラグインハイブリッド車は36.0%増の1万6,683台(0.9%)だった。

1~6月のブランド別の登録台数では、ドイツ勢では、スマート(17.5%増)、ポルシェ(8.9%増)、MINI(8.6%増)、フォルクスワーゲン(VW)(8.6%増)、フォード(5.7%増)が前年同期を上回った。他のブランドは1ケタの減少だった。

国外ブランドでは、DS(28.7%増)、ダチア(24.6%増)が好調だった。テスラ(33.8%減)は大幅な2ケタの減少となった。国外ブランド最大手のシュコダは8.1%増と好調(市場シェア:5.8%)。2位のルノーは2.8%減(3.7%)、3位のセアトは16.4%増(3.3%)だった。

日本勢では、ホンダ(9.8%増)、トヨタ(6.5%増)が増えたものの、日産(16.9%減)、レクサス(13.0%減)は2ケタの減少となり、スバル(6.6%減)、スズキ(2.0%減)、マツダ(0.9%減)も前年同期を下回った。

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