独投資会社のATONはこのほど、独産業設備メーカーのFTT(出資比率:100%)を中国の民営投資会社、復星国際(Fosun International)に売却すると発表した。同取引の成立には当局の認可が必要となる。ATONによると、売却手続きは2019年に完了する見通し。
FTTは自動車メーカーや大手自動車部品メーカー(Tier1)、他の産業分野に生産設備を供給している。従業員数は2,061人。2017年の売上高は8億5,600万ユーロだった。
FTTは、ATONが出資する独自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)から2011年に分離され、ATONの直接子会社となった。
復星国際は欧州では、フランスのリゾート施設運営会社クラブメッドや老舗服飾ブランドのランバン、ポルトガルの保険大手フィデリダーデ、ドイツの自動車部品会社コラーや老舗プライベートバンク、ハウク・ウント・アウフホイザー(H&A)などに出資している。