独・中政府間協議、自動車業界でも多数の提携発表

ドイツのベルリンで9日、第5回ドイツ・中国政府間協議が行われた。同日午後には、中国の李克強(リー・クォーチャン)首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相の同席のもと、両国企業による数多くの提携発表が行われた。両首相は10日には、テンペルホーフで催された自動運転車およびコネクテッドカーのイベントに出席した。

今回の独・中政府間協議に合わせて、自動車業界では、独高級車大手アウディと中国の通信機器大手の華為技術、独高級車大手BMWと中国の検索エンジン大手の百度(バイドゥ)、独自動車部品大手ボッシュと電気自動車の新興企業である中国のNIOによる提携の発表などが行われた(【企業情報】7~11頁に関連記事)。このほかにも、独電機大手のシーメンスと中国の電子商取引大手、阿里巴巴(アリババ)による提携発表などがあった。

独経済紙『ハンデルスブラット』によると、今回の独・中政府間協議に合わせて、経済および政治分野で計22件、総額300億米ドルの協定に関する署名が行われた。

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