英自動車工業会(SMMT)は2018年6月の同国の乗用車新車登録が23万4,945台となり、前年同月に比べ3.5%減少したと発表した。ディーゼル車の販売の大幅な落ち込みが響いた。1~6月の累計は前年同期比6.3%減の131万3,994台だった。前年は、4月1日から自動車税(VED)率が引き上げられた影響で3月に自動車の駆け込み需要があり、販売が急伸していたが、今年はその反動で3月の販売が2桁減となった一方、4月と5月は販売が伸びていた。
6月の顧客別の登録台数では、大口法人が6.4%減、個人顧客も0.6%減と低迷した。小口法人は約1年に渡り減少が続いていたが6月は11.3%増と増加に転じた。
燃料別では、ガソリン車が12.3%増、代替燃料車も45.0%増と大幅に伸びたものの、ディーゼル車は28.2%減となり、ディーゼル車の落ち込みを相殺できなかった。