ハンガリー中央統計局(KSH)が10日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%増となり、上げ幅は前月から0.3ポイント拡大した。これは2013年1月(3.7%)以来(5年5カ月ぶり)の高水準。原油価格の高騰により燃料などの輸入価格が押し上げられた。インフレ率の上昇は4カ月連続で、上げ幅の合計は1.2ポイントに上る
上昇率が最も大きかった項目は自動車燃料を含む「その他の製品」で6.2%(前月4.3%)に上った。「アルコール飲料・たばこ」(5.9%)と「食品」(3.4%)も平均を上回っている。「サービス」は1.6%、「その他の燃料・電力」は1.4%、「衣料品・靴」は0.6%。「耐久消費財」は1.1%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.4%で、前月から横ばいだった。