独自動車部品大手のボッシュは10日、ブダペストの拠点の拡張工事を開始した。電気駆動車と自動運転車の開発強化が目的で、研究棟を拡張するとともに走行試験場を整備する。投資額は370億フォリント(約1億2,000万ユーロ)で、2021年に稼働する予定だ。従業員数は1,800人増える見通し。
今回のプロジェクトではまず、本棟を9万平方メートル拡張し、自動車整備場や試験室を設置する。また、隣接地に1万平方メートルの走行試験場を建設し、超音波、レーダー、カメラを利用した運転支援システムのテストができるようにする。
ボッシュは外資系企業の中ではハンガリー最大の雇用主。従業員1万3,500人のうち、約2,300人が研究開発職に従事する。研究開発拠点としてはドイツに次いで2番目に大きい。(1HUF=0.40JPY)