サンタンデール銀、4~6月期は3%減益

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールが25日発表した2018年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は16億9,800万ユーロとなり、前年同期から3%減少した。買収した国内同業バンコ・ポピュラールの統合費用がかさみ、収益が悪化した。

サンタンデールは昨年、経営危機に陥ったバンコ・ポピュラールを無償で買収。同行を救済することとなった。同期に3億ユーロの統合コストが生じたため、純利益が減った。同コストを除いた基礎利益は、最大の市場であるブラジルの事業が好調だったことなどに支えられ、14%増の19億9,800万ユーロに拡大した。

18年上期の純利益は37億5,200万ユーロで、前年同期から4%増加した。

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