産業ガス大手の独リンデがロシア南西部のサマラ州トリヤッチにアンモニア工場を開設した。国営通信社RIAノーボスチが先ごろ報じた。
同工場はリンデとロシア化学企業クイビシェフ(KuibyshevAzot)が折半出資する合弁会社リンデ・ナイトロジェン・トリヤッチ(Linde Nitrogen Togliatti)が、2013年に締結した覚書に基づいて設立したもの。ロシア産業省によると、同工場では一日当たり約1,340トンのアンモニアと8,000立方メートルの水素を生産する予定。リンデは新工場を通じて現地におけるプレゼンスを強化する狙いがある。