独自動車大手のダイムラーは7月26日、金融子会社ダイムラー・ファイナンシャル・サービスの社名を2019年上半期にもダイムラー・モビリティに改名すると発表した。社名変更により、モビリティサービス事業を強化していく方針を明確にする。
ダイムラー・ファイナンシャル・サービス(従業員数:約1万3,000人)はリース契約や保険、融資といった従来の金融サービス事業に加え、デジタル決済システム(Mercedes pay)や、カーシェアリングサービス「Car2go」やさまざまな交通手段を検索して最適な移動方法を提案するサービス「ムーベル(moovel)」、ライドヘイリング(相乗り)の「mytaxi」などのモビリティサービスを統括している。
ダイムラー・ファイナンシャル・サービスが統括する「Car2go」、「moovel」、「mytaxi」などのモビリティサービスの世界の顧客数は、2018年6月時点で2,350万人に上る。同社では今後さらにモビリティサービス市場が拡大すると見込んでいる。