独高級スポーツカーメーカー、ポルシェのデジタル技術子会社ポルシェ・デジタルがこのほど資本参加した米国のスタートアップ企業。2016年の設立で、カリフォルニア州シリコンバレーのサンノゼに拠点を置く。あらゆるタイプの移動(モビリティ)を対象にしたスマートフォンベースの報酬プログラム(商品やサービスを購入・利用した際に集めるポイントなど)のプラットフォームを開発した。
マイルズのプラットフォームは、人工知能(AI)を基盤としており、顧客の移動ニーズの理解を深め、予測することができる。
例えば、ガソリンスタンドや充電ステーション、休憩所、別の交通機関への乗り継ぎなどについて、個々の顧客に適した提案をすることができる。
移動(モビリティ)関連の報酬プログラムはこれまで、特定の交通手段に限られていたが、マイルズのプラットフォームでは、さまざまな移動手段を通じて報酬(ポイント)を集めることができる。
ポルシェ・デジタルのティーロ・コスロフスキー社長は今回の出資について、「ポルシェの個々の顧客の行動パターンを理解して、モビリティチェーン全体をサポートし、我々のブランドとの繋がりを強化したい」と述べ、「このような取り組みに置いて、マイルズの戦略的アプローチと技術は非常に有望だ」との見解を示している。