ドイツ在住者に占める移民系住民の数は昨年1,925万8,000人に達し、前年比で4.4%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ドイツ在住者の数は0.4%増の8,174万人とわずかな伸びにとどまっており、移民系の人々が人口を強く押し上げた格好だ。非移民系は0.8%減の6,248万2,000人へと縮小した。
統計局は◇外国籍を持つ◇両親の少なくとも一人が外国籍(無国籍を含む)――のどちらかを満たす住民を移民系と定義している。移民系住民のうち外国籍は49%で、ドイツ国籍保有者(51%)とほぼ同水準に達した。2011年時点では42%にとどまっており、外国籍の移民系住民が大きく増えていることが分かる。
外国籍の移民系住民は昨年941万6,000人で、前年から6.4%増加した。ドイツ国籍の移民系住民は2.6%の増加にとどまった。
ドイツ在住者に占める移民系住民の割合は23.6%だった。そのうち最も多いのはトルコ系で、移民系全体の14%を占めた。これにポーランド系(11%)、ロシア系(7%)、カザフスタン系(6%)、ルーマニア系(4%)が続いた。
