トルコとカタール、通貨交換協定を締結

トルコ中央銀行は17日、カタール中央銀行と通貨交換(スワップ)協定を結んだ。自国の通貨を互いに融通しあう内容で、通貨危機の懸念が膨らむトルコに流動性を供給し、同国金融システムの安定を図る狙い。15日に150億米ドルの直接投資を表明したのに続く支援策となる。

トルコは巨額の経常赤字を抱えるほか、インフレ率が上昇を続け、7月に15.9%を記録した。今月10日に米国がトルコからの鉄鋼・アルミの輸入関税を2倍に引き上げたのを機にリラが急落し、13日には史上最安値の1ドル=7リラ台まで売り込まれた。

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