チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.3%上昇し、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月ぶり。
構成比重の高い「食品・非アルコール飲料」が0.1%減少(前月は2.7%増)したほか、「アルコール飲料・タバコ」は前月から0.6ポイント減の2.9%、医療は同0.1ポイント減の3.6%の上昇にとどまり、全体を押し下げた。
上昇幅が大きかったのは、「自動車燃料含む運輸」(5.4%)、「ホテル・レストラン」(3.6%)、「娯楽・文化」(3.1%)、「住居・水道光熱費」(2.9%)、「その他の財・サービス」(同)だった。
同国のインフレ率は昨年10月の2.9%をピークに下降を続け、今年3月は1.7%まで下がっていた。過去12カ月(2017年8月~18年7月)の平均インフレ率は2.3%。