エアブレーキホースやクーラントホースなどのチューブ部品などを製造する独自動車部品会社フォス・オートモーティブはこのほど、ブルガリアに新たな生産拠点を設けると発表した。欧州市場における乗用車向けホース部品の需要拡大に対応するため、生産能力を増強する。
同社によると、生産能力の拡大に向け、既存のポーランド工場に加え、東欧に新しい生産拠点の候補地を探していた。4カ国が最終候補に残っていたが、最終的に欧州連合(EU)加盟国で経済状況が安定し、就労意欲の高い人材の多いブルガリアに決定した。
具体的には、ブルガリア北部のロヴェチにある産業パーク(Bahovitsa)に既存の生産棟および隣接するオフィス棟を賃貸する。新拠点では2019年上半期に生産を開始する予定。従業員数は当初、約500人でスタートし、3交代制で生産する。2020年までに約1,000人に増える見通し。